スピンのかけ方教えます最終回


こんにちは。
GOLF TODAY 9月号の掲載記事「スピンのかけ方教えます」の最終回です。
最後はテクニックではなく、用具のお話になっています。

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ボールにもディスタンス系とかスピン系とか言われるくらいなので、当然用具によってスピンの
掛かり具合に差があるのですが、クラブとボールの組み合わせによって6つの検証しています。
順を追ってみてみましょう。

➀スピン系、ディスタンス系、第3のボールを比較
まずはボールです。スピン系としてプロV1X、プロV1。ディスタンス系としてベロシティ。
第3のボールとしてAVXを打ち比べています。30ヤードを打った結果です。
スピンの多い順にプロV1X、プロV1、AVX、ベロシティになりました。
AVXまでは殆ど差がなく、スピン量は4,400台でしたがベロシティは4,100台でした。
ちなみにプロV1Xでもロストボールだと4,100台になってしまうので、ニューボールが前提ですね。

➁一番スピンのかかりやすいロフト角は何度?
これって大きければ大きいほどスピンがかかると思うのですが、安定感が違うようでした。
こちらも30ヤードを打った結果です。平均のスピン量は大きく変わりませんでしたが、60度の
ウエッジだと最低と最高の差が1,000回転以上違ってきていました。雑誌の結論としては、
56度がアマチュアが安定してスピンをかけて寄せられるという事でした。

➂メッキの有無でスピン量はどれだけ変わる?
クロムメッキとノーメッキを比べたところ、ノーメッキの方がスピン量が多くボールに良く
食いつく結果でした。なお摩耗したウェッジはやはりスピンがかかりませんでした。

⓸ヘッド重量によってスピン量は変わる?
スピン量は軽いヘッドが多くなりました。また重いヘッドだと勝手に走って初速が出てしまうので
スピン量の差以上にランが出てしまいました。

⓹ネックのオフセットでスピン量は変わる?
グースのあるボーケイフォージドとストレートネックのSM9で比較したところ、SM9の方がスピン
がかかりました。スピンを増やすならストレートネックが有利です。

⓺スピンの一番かかる打点はどこ?
重心、やや下、トゥ寄り、トゥ寄りやや下、下で比べて、トゥ寄りのやや下、スコアライン2~3
本目が一番スピンがかかりました。

これを総合すると一番スピンがかかる道具選びはスピン系のボールに56度ノーメッキでヘッドが
軽い、ストレートネックのウェッジを選び、トゥ寄りやや下で打つのが良いようです。

これでスピンについては終わりですが、もともとスピン量が多く悩んでいるので、ウェッジ以外は
逆の事をやっていきたいと思います。

明日もナイスショットでありますように!

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