理学療法士の目から見たら間違いだらけのゴルフ用語
こんにちは。
今週のゴルフダイジェストにはちょっと変わった記事がありました。
理学療法士の目から見たら…間違いだらけのゴルフ用語
理学療法士(PT)から見ると、体の使い方に関するゴルフ用語の間違った解釈は多いらしいのです。
間違った解釈をすると体を痛めてしまう事にもつながるようです。では見てみましょう。
「『頭を動かすな』『腰を回せ』はミスにもケガにもつながります」
この2つは良く言われますよね。何が間違っているのでしょうか。
「『頭を動かさない』でスウィングすると綺麗な回旋運動が出来なくなります。それをどこかで
補うために何かしらの動きを使ってスウィングしようとすることによる体への負担がケガや
ミスショットにつながります」だそうです。「腰を回す」という表現も間違いらしいです。
体の仕組みの話に触れています。「背骨は骨盤から積み木のように腰が積み重なって、腰椎が
5個、胸椎が12個、頚椎が7個あり、その上に頭が乗っている。そのなかで回旋運動を起こす関節
と言われているのが、胸椎と頚椎。腰椎は回旋できません。腰椎は主に曲げ伸ばしのみ動く関節
なのに、腰を回そうとして横に倒れたり、ねじれたりすると、腰を痛める原因となり、右ひざが
開いてスウェイしやすいんです」とのことですが、ではどこを使えば良いのでしょう。ずばり
股関節と胸椎だそうです。「股関節は曲げ伸ばし、開閉、ねじるの動きができる関節で自由に
動かしやすい構造。テークバックで股関節の動きを出すために使う言葉としては『右の腰を引く』
という言い方は適切。前傾姿勢において、利き腕側の腰を引くことにより回旋が起きます。
右ひざを引いて、左ひざが前に出るような動きがでます」という事です。なるほど骨と関節を
熟知しているPTならではの言葉ですね。「右の腰を引く」動きが素人には「腰を回す」動きに
見えてしまうからこのような表現になるのでしょうね。「頭を動かすな」についても、
「前傾でスウィングの軸がすごく変わる。構えた姿勢で正面から見たものでなく、骨盤に対して
垂直なものが軸です。だから頭は動いてもいい。視野は120度くらいあるので、ずっとボールを
正面で見る必要はない」と。なるほどこれは聞いたことがあります。軸は後頭部にあるので、
後頭部を軸に回転するようにと習いました。ちょっと表現が違いますが初心者に頭を動かすな
と言うと、かなりいびつな動きになってしまいますね。
また今回の記事にはPT目線のゴルフストレッチが紹介されています。こちらは表現が難しい
ので、ぜひ紙面か電子版でご確認ください。
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明日もナイスショットでありますように!